歌手になるための方法の1つとして、オーディションを受け、音楽事務所に入るという手段があります。
しかし、「緊張しやすいからオーディションは向いていないかも…」と悩まれている方もいるかもしれません。
オーディションを攻略するには、1点集中ではなく、練習を兼ねて大小問わずさまざまなオーディションを受けるのも有効な手段です。
目次
オーディションで100%の力を発揮するのは難しい
オーディションを受けたことがある方なら分かるかもしれませんが、その場で100%の力を発揮するのは、とても難しいことです。
なぜかというと、日本のオーディションでは、審査員の方が終始無表情で応募者のパフォーマンスをチェックしていることが多いからです。
何も反応がないと途中で不安になってしまい、なかなかいつもの調子で歌いきるのは難しいですよね。
相手の反応がない状態でも最高のパフォーマンスをするためには、技術力や表現力だけでなく、「メンタル」を鍛えることも重要になってきます。
大小問わずオーディションを受けまくるメリット
冒頭で、オーディションの攻略のために、大小問わずさまざまなオーディションを受けることをおすすめしました。
このようにオーディションを受け続けることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、メリットを3つご紹介します。
緊張しづらくなる
1つ目のメリットは、何度もオーディションを受けることで場慣れし、緊張しづらくなることです。
女優の北川景子さんは、デビューしてからしばらくはオーディションに落ち続けていたそうです。
なんと100本近く落ち続け、その当時の気持ちを次のように話されています。
北川景子は「オーディションでも落ちたことがないときは落ちるのが怖いんですけど、100本とか落ちると『受かったら、ラッキー♪』みたいな考えに変わってくる(笑)。失敗し続けることで、失敗を恐れなくなるんです。」
何度もオーディションを受けることで、だんだんと失敗を恐れなくなり、気持ちが前向きに変わっていったのが分かります。
事務所ごとの特色などが分かる
2つ目のメリットは、自分に合う事務所が見えてくることです。
色々なオーディションを受けることで、スキルや表現力など、自分がどのような部分を磨けばいいのかが見えてきます。
また、事務所ごとの特色も見えてくるので、その事務所がどういった人(ビジュアルが良い、スキルが高いなど)に興味を持つのかという傾向が分かります。
結果的に、自分がどの事務所に所属したいか、また、どの事務所が自分に合うかなどが分かるのです。
自分に合う事務所が分かると事務所とのミスマッチが減り、合格の確率も高まるでしょう。
関連記事:歌手オーディションでやってはいけない…歌唱曲の選び方
改善箇所・オーディション対策が分かるようになる
3つ目のメリットは、改善すべき箇所や、オーディション対策が分かるようになることです。
オーディションを受けて仮に落ちてしまったとしても、失敗の原因や改善点が見つかり、次のオーディションに向けて対策を練ることができます。
これはリアルにオーディションを受けるからこそ得られる学びであって、個人で練習しているだけでは分からないことでしょう。
オーディション合格を目指すために|日頃から習慣づけたいこと
練習を兼ねてオーディションを受けまくることが大事とは言っても、せっかく受けるのであれば、やはり合格を目指したいですよね。
オーディション合格を目指すために、日頃から習慣づけたいことをご紹介します。
動画配信などを活用して自分をアピールする
Youtubeなどで動画配信をし、自分をアピールしてみましょう。
人前で歌うことに慣れるための練習になります。
また、そこで注目されれば、そのままアーティストとしてご飯を食べられるようになったり、事務所からスカウトされたりする可能性もあります。
音楽活動を仕事にしたいと考えている人は、やっておいて損はないでしょう。
技術や見せ方などトータル的に練習を行う
オーディションの応募者はたくさんいるので、審査員にしっかりと印象を残せなければ合格することはできません。
歌唱の技術だけでなく見せ方なども含めてトータル的に練習を行う必要があります。
人からどう見えるのかを意識して練習してみましょう。
実際に友人や家族に見てもらって感想を聞いてみたり、動画を撮って、自分がどのように見えるかセルフチェックしたりするのもおすすめです。
関連記事:個性を全面に出して歌いたい!自分流が作れるたった4つのコツ
歌唱力
歌唱力は、言うまでもなくオーディション合格のために重要です。
音程やリズムがしっかりと取れることは大前提ですから、日々のボイストレーニングは欠かさないようにしましょう。
表現力
いくら音程が取れていても、表現力がなければ相手の心を惹きつけることは難しいでしょう。
お芝居でも、棒読みのセリフでは感動できませんよね。
歌に感情を込めて、相手の心に届くように歌ってみましょう。
感情を込めやすいようにあなたらしい歌を選んだり、表現力を高める方法を模索していったりすることも重要です。
関連記事:バンドのボーカルに必要な要素とは|歌の上手さだけじゃない必須条件4つ
見た目(華やかさ・オーラなど)
見た目と言っても、容姿が優れていなければいけないというわけではありません。
生まれ持った容姿はなかなか変えられませんが、華やかさは髪型やメイク、服装などに気を付けることでアップできるでしょう。
また、自信を持っている人は堂々としていて、オーラも違います。
もし他の応募者と歌唱レベルが同じくらいであった場合、見た目が最終的な合否の判定につながってしまう可能性もありますから、日頃から意識しておきましょう。
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オーディションも練習の場に!どんどん活用しよう
もしかしたら、本命の音楽事務所以外のオーディションを受けるのは気が引けると思っている方もいるかもしれません。
しかし、オーディション慣れしていないのにいきなり本命を受けても、合格できる確率は低いでしょう。
大学受験でも、本命校の前に練習として他の大学を受験することはありますよね。
他のオーディションも、練習の場だと思ってどんどん活用し、オーディションに慣れていきましょう。
オーディションに慣れ、緊張を軽減できるようになれば、きっと合格に近づけるはずです。