歌唱テクニック

歌うときに声が震える…どうにかしたい!主な原因と5つの解決方法

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歌うときに声が震える…どうにかしたい!主な原因と5つの解決方法

人前で歌うときに緊張してしまい、声が震えてうまく歌えなかった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
どうか安心なさってください。

歌うときに声が震える悩みの解決につながる知識を学び、実践(練習)を積めば、人前でも堂々と歌えるようになれるのです。

歌うときに声が震える原因

歌うときに声が震える原因

まず始めに、声が震えてしまう原因について確認していきましょう。

歌に対して不安や苦手意識がある

歌うときに声が震えるのは、主に強い不安が原因です。
歌に対して不安や苦手意識があると、緊張して、胸がドキドキしたり、体が震えたり、口が渇いたりといったさまざまな身体症状を伴います。

人は不安を感じると、失敗を回避しようという防衛本能(プロスペクト理論)が働きます。
胸がドキドキしたり、体が震えたりするのも交感神経(緊張する時に優位に働く神経)が優位になるからです。

以下に挙げた3つの原因も、歌に対する不安や苦手意識からきているのではないかと筆者は考えます。

アドレナリンの分泌による緊張感に襲われるのはコンサートなど本番当日かもしれませんが、不安は本番前、本番中、そして本番後に、それ以外の形でもやって来ます。

呼吸が浅くなる・息が引っ込んでしまう

呼吸が浅くなる・息が引っ込んでしまう

緊張をすると、呼吸が浅くなり、吐く息が引っ込んでしまいがちになります。
また、緊張すると、肩などに力が入り、腹式呼吸ではなく胸式呼吸になるため、息が十分に使えなくなり、声が震えてしまうことがあります。

高い声を出そうとするとき

慣れていない領域の高い声を出そうとすると声帯が細くなってしまうため、どうしても声が震えてしまいます。
原因として考えられるのは、発声時の息の量が足りないからです。

または、喉に力が入り過ぎていることが考えられます。
歌うことに慣れていない領域の高い声を出そうとすると、どうしても喉から歌ってしまうので、力が入り過ぎてしまいます。

関連記事:高音が出ないと悩んでいる方へ…まずはチェックして欲しい5つの項目

体がこわばる・力が入る

体が強張ってしまう

声が震えてしまうのは、極度の緊張で筋肉がけいれんを引き起こすからです。
体がこわばって極度の緊張状態が続くと、口の中が渇き、発声に異常が生じます。
これは、発声に使う筋肉に力が入ることで疲労物質がたまり、けいれんを起こすためです。

声が震えないように意識しすぎていると、発声に使う筋肉が緊張し、疲労物質がたまってけいれんが起こる場合もあります。

歌うとき声が震えるのを改善する方法

歌うとき声が震えるのを改善する方法

歌うときに声が震える悩みを解決するにはどうすればいいのでしょうか。
5つの解決方法をみていきましょう。

とにかく腹式呼吸

発声には息が必要です。
発声を腹式呼吸にすることにより、息を吐く力が増え、声が出しやすくなります。

発声を腹式呼吸にすると交感神経(緊張している順に優位に働く)を抑え、副交感神経(リラックスしている時に優位に働く)を刺激しますので、緊張や不安によって声が震える時に、効果的な方法です。

腹式呼吸のやり方はこちら→

みぞおちでリズムをとる

みぞおちでリズムをとる

みぞおちでリズムをとることで、みぞおちが動く度にポンプのような働きをしてくれます。
そうすることで息に緩急がつき、歌う曲に合った息の流れできるため、リズムのとり方に慣れると声が震えにくくなります

みぞおちでリズムをとるのが苦手な方は、ひざを上下に動かすようにしてリズムをとる練習から始めてみると良いです。

練習時にこうしたテクニックを試しておけば、集中力を保ち、緊張を和らげ、コントロールを失わずにすむ方法がわかってきます。
最終的には完璧な対策が取れるようになり、大抵のプレッシャーに対して免疫ができるはずです。

みぞおちでリズムをとる具体的な方法はこちら→

曲の間奏やブレスなどのタイミングで体の力を抜く

曲の間奏やブレスなどのタイミングで体を軽く揺らしたりひざを軽く下に落とすような仕草を入れてみてください。
ブレスや間奏など、定期的に体の脱力を意識することで、曲全体を通して声の震えが起きるのを抑えられます

息を1m以上先のものに当てるようなイメージで歌う

息を1m以上先のものに当てるようなイメージで歌う

声を遠くに飛ばすことを意識すると、吐く息が前に出ます。
声が遠くに向かって伸びていくと息の太さが安定するため、声の震えを感じにくくなります。

関連記事:声量を上げる方法|歌と話し方どちらにも使える体の使い方とは

気兼ねなく歌える曲をまずは1つ見つける

不安などを感じなくても歌える曲を1つずつ増やしていくことで、歌に対する苦手意識を徐々になくしていくことも重要です。
「これなら、気兼ねなく歌えるかも…」そんな1曲をまずは見つけてみてください。

歌い手のあり方を決めるのは、何よりもまず練習の習慣をつけ、苦手意識をなくすことです。

改善するための練習時間がないとき|抑えておきたい3つのポイント

改善するための練習時間がないとき|抑えておきたい3つのポイント

根本的な悩みの解決につなげることが大切だと思います。
しかし、どうしても急に対策が必要となるケースもあるかもしれません。
そのようなときは、ぜひ3つの要点を踏まえて本番に臨んでみてください。

地声で無理せず歌える曲を選ぶ

声(息)が細くなりにくい状態を保てる歌を選ぶことで声の震えを最小限に抑えられます。
歌唱に自信をつけるためにも、まずは人前で歌ってもそこまで恥ずかしくないと思える曲を選びましょう。

筆者は、声が震えると悩む生徒さんたちのレッスンをしていたとき、無理せず「これなら歌える」と思う曲を増やすことも重要事項としていました。
実際、歌える曲が震えると声も自然と前に出るようになり、声の震えは少しづつ解消されていきました。

テンポの早い曲を選ぶ

テンポの速い曲を選ぶ

応急処置的な対応です。

ゆっくりとしたテンポの曲は、表現に必要なスキルなどに課題を持っている場合、アラ目立ちやすいのですが、テンポの早い曲はある程度勢いやノリでごまかせます。
ひと昔前ですが、テレビの検証企画でテンポが速い曲の方が音程がズレにくいという結果が出ていました。

ただ、ゆくゆくのゴールとしては、テンポの速い遅いに関わらず、魅力的な歌を歌っていただくことを目指してくださると歌の先生としては嬉しいです。

コーラスやガイドボーカルのある曲を選ぶ

ソロ演奏などの厳しい状況に置かれると、人前で歌うストレスは倍増します。
コーラスやガイドボーカルのある曲を選んだ場合、共演者が不機嫌だったり、攻撃的だったりすると落ち着かない気分になることもあるため、注意が必要です。

とはいえ、自分の声が紛れるため、気持ち的に楽に歌えます。声が震えにくい状態に近づくでしょう。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

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kasumi

歌の先生ともの書きで生きる人。バンドSee Emily Playのvo&ba。さまざまな方のレッスンをしてきた経験から人の声の特徴が目に見えるのが特技。 あなたらしい歌い方を大切にして欲しい。そんな思いでサイト運営しています。ぜひTwitterフォロー、Facebookのいいねをお願いします!

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