歌うことが好きな人なら、誰でも一度は人前で歌ってみたいと思うのではないでしょうか。実は筆者もその一人でした。(笑)
心の中では「人前で歌ってみたい」と思いつつ、なかなか踏み切ることができませんでした。
ところが、とあることがきっかけで音楽を始め、ライブに出演することになったのです。とっても緊張しましたが、最高に楽しかったことを今でも覚えています。
自分の経験が少しでもお役に立てればと思い、今回は初めてライブや人前で歌うことになった人に向けて、緊張をほぐして気持ちよく歌うための心得についてご紹介します。
目次
必ず真っ白になる瞬間が訪れることを覚悟する
初めて人前で歌うとき、必ずと言っていいほど“頭が真っ白になる瞬間”が訪れます。生徒さんからも「初めて人前で歌うときに緊張しない方法はありますか?」とよく聞かれましたが、絶対的な解決策はありません。
大切なのは、“緊張しないようにすること”ではなく“緊張したときどう乗り切るか”ではないでしょうか。何十年も人前で歌っているプロでも緊張してしまうことはあるのです。
歌詞を正しく歌うことにこだわらない
初めてのライブや人前で歌うとき、緊張で頭が真っ白になり、歌の歌詞が飛んでしまう人も少なくありません。さらに、歌詞が飛ぶことでよりパニックを起こし、そのまま曲が終わってしまうなんてことも……。
初めてのライブだからこそ大切なのが、歌詞を正しく歌うことにこだわらないことです。
歌詞が聞き取れない歌い手は少なくない
シンガーやシンガーソングライターなどの弾き語り系であれば比較的に聞き取りやすいですが、バンドやダンスヴォーカルなどの場合、声はかろうじて聞き取れても歌詞まで聞き取れる人はあまりいません。
歌詞の間違いに気づかない人の方がほどんど
つまり、あなたが歌詞を間違えても、聞き手はほとんど気づいていないのです。だから安心してください。同じ歌詞を何回繰り返そうが、ルルルやラララでごまかしても問題ないのです。堂々と歌うこと。人前で歌う上で一番大切なことです。
高音に対する恐怖感は「姿勢」でカバー!緊張もほぐれる
緊張感を高めてしまう原因のひとつ。それは、高音に対する恐怖感です。カラオケで歌うとき、高音の箇所にくると緊張してしまうことはありませんか?
高音に対する恐怖感は無意識に出てしまうことも多いため、すぐに改善することは難しいですが、歌うときの姿勢をちょっと変えるだけで高音が出しやすくなります。
具体的には…
具体的な方法は、高音の箇所がきたら膝を少し曲げることです。そうすることで、いつもより高音が出しやすくなるでしょう。また、高音が出ることで、恐怖感がスッと抜けて緊張感もほぐれてきます。
後半にかけて徐々にいつもの調子が出て、気持ち良く歌い終わることができるはずです。
初めてのライブ出演は3つの心得で気持ち良く歌おう
初めてライブに出演するとき、よほど度胸のある人でない限り緊張を避けるのは難しいことです。そんなときは、今回ご紹介した3つの心得を元に臨んでみてください。人の心を動かす歌を歌えるようになるためには、あなた自身が人前で歌うことが楽しいと思うことが何より大切なのです。