音楽活動に役立つ知識

ジャズの種類について

投稿日:2020年1月5日 更新日:

jazz

音楽にはロックやポップスなど、さまざまなジャンルがあります。
そこで今回は、ジャズの種類についてご紹介します。

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コンテンポラリージャズ

スムーズジャズやライトジャズなどのコンテンポラリージャズと呼ばれるジャズはラジオ番組の音楽ジャンルのひとつからフュージョンを発展させて、明快なリズムと平明なメロディーの音楽で旧来のイージーリスニング中心のラジオ曲を今風に変えました。

わかりにくいところも民族色もない音楽で、大抵の場合はびっくりするものがなく、それぞれの演奏家を聴き分けるのは難しいです。しかし、プロの手際で演奏され、録音の多くはオーデイオマニアの鋭敏な聴覚を満足させています。

フリージャズ

ジャズが発展すると、ミュージシャンが前もってしておく演奏上のとり決めは最小限のものになりました。フリージャズがはじめて聴かれたのはアメリカのマンハッタンのロウアーイーストサイドで、1960年代の初頭に移り住んだミュージシャンたちの新しい町でした。

フリージャズは実に多様な音楽でした。大声をあげ、主張し、新しく電気増幅されたロック音楽に立ち向かうものがありましたし、意外なまでに静かで、電気増幅をしない室内楽風のものがありました。激しく身体を使って、感情にも訴えました。

なかにはアマチュアミュージシャンもいて、アマチュア精神が大事にされていました。みずみずしい感覚を音楽に持ち込んだからだが、多くのフリージャズ演奏家には当時を代表するほどの技量がありました。

フリージャズは偏見なく、どんなに異質な音楽表現も開かれていて、こんな音楽だという安易な性格づけをさせませんでした。

当初は「ニューシング(新しいもの)」と呼ばれ、つづいてこの時代の精神、つまりは国中に広まった人間解放への政治行動とユートピア風な理想主義をとらえて、「フリージャズ」という表現が使われていました。

それまでのジャズからの発展、離脱を明確にする新たな価値観が導入されて、なかでも重要なものはエネルギー、スピリチュアリティー(精神性、霊的なもの)、形而上学、フリーダム(自由、解放)のかかわる領域から引き出されました。

フリージャズは世界中のミュージシャンの音楽表現を急速に広げ、特に旧ソヴィエト連邦と東ヨーロッパではフリーダムという言葉に切実な響きがあって自分たちを解放するための手段となりました。

モードジャズ

1960年代のモードジャズはポップスソングをとりあげ、もとの和音進行を大胆に単純化して使いました。ひとつのスケールとかひとつ、2つのコードにもとづいて作曲や演奏がされるジャズです。

なかにはもっとミニマリストの演奏家がいて、ひとつのコードで即興したり、ひとつの音とか持続低音(ドローン)とか、ヴァンプと呼ばれる反復音形を使ったりしました。

ファンクジャズ

ソウル音楽のなかにはファンクと呼ばれるものがあります。
ファンク(funk)は英語の「ぞっとする」、「おじけづく」ではなく、コンゴ語のルフキ(lu-fuki)に由来していて、演奏やなにかを「うまくやってのけた」ときの汗や体臭をたたえる言葉です。

ファンクジャズは反復する低音部の音形、小節の第二、第四拍で激しく強調するドラムズ(手拍子にならってハイハットシンバルがこれらの拍子で閉じられ、鋭い音をたてる)、明快なメロディーと単純にしたハーモニーを特徴とします。

結果としてはリズムアンドブルースよるもゴスペル音楽寄りのサウンドです。

ラテンジャズ

1940年代に発展したジャズです。コンゴやボンゴ、ティンバレスなど、主にラテンパーカッションで演奏されます。

一般的に、ラテンジャズと言われる音楽はキューバから発展したアフロ・キューバン・ジャズを指します。

ブラジリアン・ジャズのボサノバが、アメリカのモダンジャズの融合から生まれたように、今後も新しいラテン音楽創造が期待されます。

ビバップ(モダンジャズ)

ビバップは第二次世界大戦中に生まれた音楽であり、その主要な演奏家の中には軍隊経験のないものが多くいましたが、ストライキ、人種差別やいろいろな差別、経済面の不公平とそれなりに銃後動乱を体験しました。

ビバップを最初に演奏した黒人ミュージシャンには西部や南西部の出身者が多く、その音楽は地方の文化と政治風土のもとで発展していきました。

ビバップのバンドは小編成のいわゆるコンボ形態をとります。
トランペットとサクソフォンが1本ずつ入り、ユニゾンで演奏することが多いです。

その目的はもっぱらナイトクラブの踊り手やフロアショーのためにあるわけではないし、ポップ市場に向けて演奏しているわけでもありませんでした。

ビバップのメロディー楽句は単純にポップ歌手とかスウィングのリフ・メロディー(一小節単位の楽句が同じような音形をとってバランスよく配されている)のフレイジングに追求するのではなく、もっと長くて反復も少ないです。しかも均等ではない構造、不規則な音の配置をとります。

この時代、バブス・ゴンザレス、ジョウ・キャロル、サラ・ヴォーンらの若い歌手はビバップのリズムや気取りに合うサウンドを新しく考えて、ビバップスタイルにスキャット奏法の伝統を持ち込みました。

スウィングジャズ

スウィングジャズのバンドはマーチングバンドを手本のひとつにしていて、サクソフォン(リード)、トランペット、トロンボーンの各セクションに分かれた構成をとります。

セクションは音楽上の工夫がこらされ、互いに独立して応答形式をとったり、1体となってアンサンブルをつくったりします。

サクソフォンのセクションはスウィングバンドの中核で、各音声部に分かれた聖歌隊に変わりなく、音域の異なるアルト、テナー、バリトンサクソフォンで構成されます。ありふれた編成は2アルト、1ないし2テナー、1バリトンです。

スウィングバンドにとってはなによりも自分らしさを表現するパートであることが多いです。どんなサウンドをつくるかについては驚くほど自由な考えができます。

スウィング時代の歴史は2つに分けられます。1924年から1932年にかけての第一期、前スウィング期と、つづく32年から50年代のなかばにかけての第二期です。

それぞれはバンドの規模と声部間の関係、スウィングのフレイジングとリズムの成熟度、成長し個性をみがいたソロイストの表現力の違いで区別がつきます。

しかし、30年からの32年にかけての大不況期、つくられるレコードの数は実に少なかったから、変化のあとを伝える録音証拠は少ないです。

ディキシーランドジャズ

ディキシーランドジャズは多声のメロディーを中心にする音楽です。ジェリー・ロール・モートンの1929年の“フリーキッシュ(Freakish)”は良いお手本です。

ポリフォニー(多声)はビッグバンドのなかの小編成グループで生き残って、毎晩のステージの一部で、どちらかというと型どおりに演奏されます。

トミー・ドーシー楽団のクランベイク・セヴンをはじめバンド内の選抜バンドは年配の聴衆を満足させました。ディキシーランドのグループをステージにのせた最後のビックバンドはロレンス・ウェルク楽団です。

ジャズの歴史ではあまり言及されていませんが、再流行はいつの時代でもくり返されています。  ディキシーランド・リヴァイバルは1940年代のはじめに起きて、大勢の若いミュージシャンが古い世代のスタイルで表現しました。

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k a s u m i

数百人以上の声をみた経験を持つ、歌の先生ブロガー。バンドSee Emily Playのvo&ba。あなたらしい歌い方を大切にして欲しい。いくつになっても歌や音楽と生きる人生を歩んで欲しい。そんな思いでサイト運営しています。ぜひTwitterフォロー、Facebookのいいねをお願いします!

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