歌がうまい人は声がよく響いている……。そんな話を聞いたことはありませんか? よく聞いてみると確かに声が響いているけれど、どうすれば自分も同じようにできるかは分からない……。多くの方は、そのように思われているのではないでしょうか。
響きををつけながら歌うためには、正しい体の使い方を知り、練習を積む必要があります。しかし、“声が響いているとはどんな状態か”は、ある方法を使えば誰でも簡単に確認できるのです。
目次
声の響きを確認する方法
自分の声が響いているかの確認は、あるものを用意すれば誰でも簡単にできます。その“あるもの”とはガーゼです。
「お」と発音するように口を開けてからガーゼで覆ってください。そのまま、出しやすい高さの音で「おー」と発声すれば声の響きを確認することができます。
もっと簡単に声の響きを確認する方法
そもそも家にガーゼがない。という方は、もっと簡単に声の響きを確認する方法を実践してみてください。
その方法とは、鼻を軽くつまみながら声を出すことです。「あー」や「うー」と発声してみると声が顔の周りに集まっているような感覚が得られるでしょう。
歌声が響いているとどんなメリットがあるの?
歌声が響いていると、なんとなく良いのは分かったけれど具体的にどんなメリットがあるの?
おそらくそう思われた方も多いのではないでしょうか。歌声が響くことによって得られるメリットは、具体的に3つあります。
1.マイクの通りが良くなる
声に響きがつくことのメリット。ひとつ目はマイクの通りがよくなることです。自分の歌声が体に共鳴することで響きは生まれますから、単純に声量が大きくなります。
普段カラオケなどで歌うとボソボソ話しているように聞こえる方は、かつぜつなどのトレーニングに加え、声の響きをつければバラードが似合うイケメンボイスに変身できるでしょう。
2.喉の痛みや苦しさが軽減される
歌声に響きがある状態とは、少なくとも喉があいていなければ生まれません。そのため、響きをつけて歌う体の使い方を覚えることは、喉の負担を減らすことにも繋がるのです。
カラオケで1時間以上歌うと声がボロボロになってしまう……という方も、しっかりトレーニングをすれば2〜3時間歌っても大丈夫な状態まで改善できるでしょう。
3.歌っていてとにかく気持ちがいい
歌声に響きがつくと、とにかく気持ちいいです。今までは避けてきた曲にチャレンジしたくなるかもしれません。
歌で大切なことは、自分自身が楽しく気持ち良く歌うことです。この楽しさと気持ち良さ、この記事を読んでいるあなたにもぜひ体感してもらいたいなーと思います。
声の響きを確認する際に注意すべきこと
声の響きを確認する際に注意して欲しいことがあります。それは、声量を出そうとして体に力を入れて無理やり声を出すことです。
響きは、あなた自身の体に声が共鳴することで生まれるもの。もし、体に力を入れてしまうと体への共鳴を自ら止めることになります……。声の響きを確認するときは、ぜひリラックスした状態で臨んでください。
あなたも声の響きを確認してみよう!
声の響きは、歌の上達に必要不可な要素です。いきなり響きをつける体の使い方を覚えるよりも、まずは声が響いている状態とはどんなものか? を知ることが上達の近道になります。
簡単にできる方法なので、ぜひあなたも自分の声の響きを確認してみてくださいね。