たまたまですが、私は昔、某有名事務所の歌手オーディションのお手伝いをしたことがあります。
具体的には、エントリーされた方の資料をまとめたり一次審査で歌う曲をかけたりするなど簡単なものでした。しかし、普段かかわる機会のない場所だったので、とても新鮮に感じたことを覚えています。
今回はそのとき審査員の方々が仰っていた、“歌唱曲選び”でやってはいけないことについてご紹介します。
※事務所や審査員によっては、判断ポイントや好印象を持つポイントが異なるかと思いますので、参考程度に見ていただければ幸いです。
目次
カラオケで人気の曲や定番曲は控える
歌手オーディションで歌う曲の選び方でやってはいけないこと……。それは、カラオケで人気の曲や定番曲を選ぶことです。
なぜ、定番曲を選んではいけないのでしょうか? それは、他のエントリー者と歌う曲が被る可能性が高いためです。
他のエントリー者と歌う曲が被ることのデメリット
歌手オーディションで他のエントリー者と歌う曲が被るデメリットとは何でしょうか。
それは、同じ曲を歌う人たちの中で「誰が最もよかったか?」を見られてしまうため、一次審査の段階でハードルが上がってしまうことです。
準備や練習もより入念に行う必要あり
オーディション前の練習や準備をより入念に行う必要があるでしょう。
実は、審査員が「またこの曲か…」と辟易している
これは、実際に歌手オーディションを手伝ったときに審査員の方々がエントリー者の書類を見ていたときに話していたことです。
同じ歌を4〜5曲聞くのは辛いのかも…
ちなみに、そのときのオーディションでは4〜5名が同じ曲でのエントリーでした。審査員の方に新鮮な気持ちで見てもらうためにも、カラオケの人気曲や定番曲は控える方が無難でしょう。
歌詞が英語の曲を選ぶときは慎重に
中には、歌詞が英語の曲を選びたいという方もいるかもしれません。もし、オーディションで歌詞が英語の曲を選ぶときは慎重になることをおすすめします。
英語の歌詞ゆえにデメリットが
なぜなら、英語の発音がいいかどうか、元の歌手と比べて印象的な歌声かなど細かく見られる傾向にあるためです。また、歌のスキルに関係なく、審査員の方々の印象に残りにくいことも挙げられます。
無難に行くならJ-POP
あくまでもオーディションを手伝ったときの様子でしたから、必ずしも正しいとは言えません。しかし、J-POPや歌謡曲などを選んだ方が、あなたの魅力が審査員に伝わりやすいのではないでしょうか。
オーディションで歌う曲は自分の魅力が出せる曲を選ぼう
歌手オーディションで歌う曲は、人気曲や定番曲よりも、人と被りにくい曲で自分の魅力が引き出せることを条件に選ぶといいかもしれません。
歌い慣れているから、好きな曲だからという理由だけで選ぶのではなく、いい意味で慎重に決めることをおすすめします。オーディション、ぜひ頑張ってください!