音楽活動の知識とコツ

バンド演奏で歌が聞こえない…声が埋もれる4つの原因と対処法

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バンドのボーカルをやっているけれど、ライブ中やスタジオ練習中に自分の声が埋もれてしまいインストバンド(ボーカルなしのバンド)のようになっている……。

それぞれの楽器の音量と自分の声の音量がバランス良い状態を作るのは、意外にも難しいものです。

 

なぜ、バンド演奏で歌が聞こえないのか、大きな声で歌っているのに埋もれてしまうのか原因を探ってみましょう。そして、バンド演奏でも歌がしっかり聞こえるようにするための対処法についてもご紹介します!

ボーカルの音量を上げるだけでは根本解決にならない…

ボーカルの声が聞こえないならマイクの音量を上げれば解決できるのではないか?

そう思う人もいるでしょう。しかし、それでは根本的な解決とは言えません。

なぜなら、スタジオやライブハウスなどによっては、マイク音量を最大限に上げてもボーカルの声が聞こえないケースも多いからです。

仮にマイク音量を上げたとしても、ギターやベースがさらにアンプの音量を上げてしまったらボーカルは声を張らなければならず、結果的に喉を痛めることになるでしょう。

 

また、音量を上げて対処しようとした場合は高い確率でハウリングを起こします。スタジオ内に「キーン」という高い音もしくは「ブォーン」と低く広がっていくような音が響き、練習どころではなくなってしまいます。

バンド演奏で歌が聞こえない、声が埋もれる原因

バンドで声が埋もれる原因は主に4つです。

 

そもそもボーカルの声が小さい|声量がない

ボーカルに声量がない、元々声が小さいケースです。

この場合、最大限にマイクの音量を上げてもバンド演奏に声が埋もれてしまうケースがほとんど。ギターやベースの音量を下げて調整しようにもドラムは生音でもかなりのヴォリュームがあるため解決には至らず、インストバンドのような状態になってしまいます。

 

楽器の周波数と歌の周波数が近い

特に、女性ボーカルのバンドで起こりやすいのが楽器と歌の周波数が近いケースです。

例えば、ギターのトレブル(高音)を強めにしていたり、歌メロのキーが高い箇所でドラムのシンバルをめちゃくちゃ叩いていたりするとボーカルの声の周波数と被り、歌が埋もれてしまうことがあります。

 

アンプやスピーカーの位置がよくない

ギターやベースアンプの前で歌っている、スピーカーの目の前に立って歌っているなんてことはありませんか?

楽器の音がダイレクトに聞こえてしまうため、より自分の歌声が聞き取りづらくなります。

 

必要以上に楽器の音量を上げている

演奏しているとつい気持ちよくなって、アンプをフルテン(最大ボリュームに上げる)にしてしまう人も少なくないようです。

マイクの音量にも上限がありますし、マイクミキサーのPeakランプが点灯するほどボリュームを上げてしまったらハウリングを起こしてしまいます。

 

このような状態ではいくら声を張って歌っても、ボーカルの声がしっかりと通った状態を保つのは難しいでしょう。

 

当てはまる原因から改善方法を実践すれば声は埋もれない!

声量のある歌声を手に入れる

声量のある歌声を手に入れるためには、正しい発声法を身につける発声に必要な筋肉を鍛えることが大切です。

声量を上げる方法|歌と話し方どちらにも使える体の使い方とは」でご紹介しているトレーニングメニューを参考に、声量を上げる練習を取り入れてみてください。具体的な練習方法をお伝えしています。

 

【発声時の正しい姿勢】
1.体を脱力する
2.お腹が痛いときにとるポーズで腰の凹みを無くす(おへそを中心に軽くお腹を折るイメージで曲げる)
3.肩を軽く内側に入れる
4.体の力を抜いた状態で発声する

 

楽器と歌の周波数を変える

例えば、女性ボーカルのバンドであればアンプのベース(低音)またはミドル(中音)を強めにしてみるなどして、歌と楽器の周波数が重ならないように注意しましょう。

 

【声の周波数】

男性120Hz~200Hz
女性200Hz~300Hz

 

ちなみに男性ボーカルの場合は、ギターのミドル(中音)を強くすると周波数が被りやすくなるのでトレブル(高音)またはベース(低音)を強めにするなどしましょう。

 

iphoneなどで録音してみて、歌が埋もれていないかメンバー全員で聞いてみるといいかもしれません。

メンバーと相談しながら各パートの設定を調整してみてください。

 

アンプやスピーカーの位置を調節する

アンプやスピーカーの前に立って歌っていたという人は、自分が歌う位置を変えてみてください。アンプやスピーカーの前ではない場所に移動して歌うのです。

アンプやスピーカーの向きを変えてみるのも良いでしょう。今までよりもボーカルの声が聞き取りやすくなります。ただし、歌が聞き取りやすくなったとしても、バンド演奏の中で歌が埋もれてしまう根本的な解決にはならないケースもあるので注意してください。

 

目立つかよりもアンサンブルを意識した音量設定にする

自分のパートを目立たせたいと思うのは自然なことです。弾き語りなどであれば問題ありません。しかし、バンドは個々のボリュームや音色だけでなく、他の楽器や歌とのバランス感も魅力のひとつになります。

ギターやドラムだけ大きい、ベースや歌が聞こえないなど演奏のバランスが崩れてしまうと、それだけでバンドの魅力が伝わらないこともあるのです。

 

個々のパートが目立つかどうかよりもバンドとしてのアンサンブルに問題ないかどうか、メンバー全員が意識して音量設定できるようになると理想的です。

まとめ

バンド演奏で歌が埋もれてしまう原因はいくつか挙げられます。

どうしたらいいのか分からないと悩まれたときは、今回ご紹介した内容を元に確認してみてください。原因を見つけ出し、適切な改善策を見つけることができるでしょう。

 

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  • この記事を書いた人

kasumi

歌の先生ともの書きで生きる人。バンドSee Emily Playのvo&ba。さまざまな方のレッスンをしてきた経験から人の声の特徴が目に見えるのが特技。 あなたらしい歌い方を大切にして欲しい。そんな思いでサイト運営しています。ぜひTwitterフォロー、Facebookのいいねをお願いします!

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