今年もやってくる。年末にある忘年会のカラオケ……。ただ聞いているだけならやり過ごせるのに、上司から「お前も歌え」と言われたら歌わないわけにもいきません。
とはいえ、自分が歌いやすいと思う曲は場がシラけてしまうし、みんなが知ってそうな曲を歌おうとすると他の人が先に歌ってたりする。もうどうすればいいのか分からない!!
そのような悩みを抱えている方は少なくありません。実際、忘年会に向けてボーカルトレーニングやカラオケ教室に通い始めるもいるほどです。
そこで今回は、年末忘年会のカラオケを恐怖に感じている方に向けて曲選びのポイントや家や一人カラオケでもできるトレーニング方法についてご紹介します。
目次
忘年会に向けたカラオケ練習はどのくらい前から始めればいい?
忘年会のカラオケに向けた歌の練習。一体、どのくらい前から準備しておけばいいのでしょうか。
オススメは忘年会の3ヵ月前くらいからの練習です。
3ヵ月ほどの期間があれば、歌う曲を選ぶ、覚える、練習する余裕ができます。本当に歌が苦手な人は、歌に対する苦手意識をやわらげることも必要ですから、4〜6ヵ月前から準備を初めるといいでしょう。
忘年会で歌う曲選びのポイント
忘年会で歌う曲はどのようなものを選べばいいの?
ボーカルトレーニングのレッスンにいらっしゃる生徒さんからよく聞かれる質問です。
参加する社員の性別や年代を元にピタッとハマる曲を選ぶのがベストですが、それは困難なことです。忘年会のカラオケで歌う曲は、いろんな世代の人が知っていそうだけど、意外に歌われない曲を選ぶことがポイントです。
知名度の高いアイドルのシングル曲
子供からエルダー世代の方まで知られているアイドルのシングル曲です。例えば、男性ならジャニーズ、女性ならAKB48などが挙げられます。
「この曲知っている」「なんとなく聞いたことがある」といった反応となることが多いため、周りの目をあまり気にすることはないでしょう。
また、アイドルの曲は極端に暗い、マニアックといったことがないため、仮に曲を知らないという人がいてもノリやすく場がシラけにくいのです。
キーが高すぎる(or低すぎる)というケースも少ないので、歌が苦手な人も安心して歌えます。
過去に流行った曲
今年流行りの曲ではなく、過去に流行った曲というのがポイントです。
今年の流行った曲は、誰かが歌う、もしくはみんなで歌うといったことになる可能性が高いでしょう。しかし、過去に流行った曲であれば他の人が歌う可能性は低くなります。
狙い目は10年くらい前
忘年会に参加する年代がバラバラの場合は10年くらい前に流行った曲をチョイスするのがおすすめ。中高年の世代からすると懐かしいと感じるだけでなく、20代の若い社員も知っている可能性が高いためです。
参加する人数が多いときほど、歌う曲選びは「隙間産業」を狙うのがコツです。「こんな曲あったね!」と思わせる曲がなかったか考えてみましょう。
そのアーティストの代表曲は避ける
過去に流行った曲を選ぶときは、そのアーティストの代表曲を選ばないようにしましょう。
代表曲は、他の人が先に歌ってしまう可能性が高いためです。よく知られている曲のひとつを選んでみてください。
例えば、Mr.Childrenならシーソーゲームやイノセントワールドではなく光の射す方へ、コブクロなら桜やつぼみではなく轍を選ぶなどするといいでしょう。
あえて異性のアーテイストが歌う曲を選ぶ
中には、女性だけど声が低い、男性だけど声が高いという方もいるかもしれません。
そのような場合は、無理に同性が歌っている曲ではなく異性が歌う曲を選ぶのもひとつの方法です。
同性が歌う曲よりも歌いやすいケースもありますし、忘年会のカラオケでは珍しいというイメージがつき“歌の良し悪し”に対する印象が残りにくくなるでしょう。
忘年会のカラオケに向けた練習方法とコツ
練習方法
具体的な練習方法について確認していきましょう。
まずは「歌詞なし」で歌う
まずは、ルルル・ラララやハミング(はなうた)など歌詞をつけない状態で歌う練習をしましょう。
「歌のメロディが覚えられない|理由と効果的なメロディの覚え方」で解説していますが、リズムやメロディをしっかりと体で覚えるためです。
音程が取れない原因のひとつには、歌う曲をしっかり覚えていないことが挙げられます。
歌うと決めた曲のメロディをしっかりと覚えて音程がズレてしまうリスクを最小限に抑えましょう。
課題だなと思う部分にアプローチする練習方法を取り入れる
歌う曲を覚えたら、課題だと思う部分にアプローチするための練習方法を取り入れましょう。
悩みに合わせた練習方法についてご紹介していますので、気になるページを参考にしてみてくださいね。
コツ
練習をするときのコツは、原曲キーにこだわらないことです。キーが高いと思ったら下げて、キーが低いと思ったら上げましょう。
次に、声が出しやすくなる姿勢を作ってから歌うことです。具体的には、下記のようなポーズをしてみてください。
立って歌う | 片足に重心をかけた立ち方をする。(上半身も軸足の上に乗せるイメージ) |
座って歌う | 足を組む。もしくは内股になる。 |
「歌の発声は丹田を意識することが大切!簡単に実践できる方法をご紹介」で解説していますが、正しい発声をするための姿勢が簡単に作れるようになるため、普通の状態で歌うときよりも声が出しやすくなります。
忘年会のカラオケ恐怖問題は事前準備で克服しよう
毎年やってくる忘年会のカラオケ恐怖問題……。今年は、事前準備を進めて少しでも気楽な気持ちで乗り切れるようにしてみませんか?
今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。