体の使い方トレーニング

歌の上達には腹筋+インナーマッスルが大切!理由と鍛えるときの注意点とは

投稿日:2018年12月8日 更新日:

歌の上達に腹筋は必要な理由とは

ただボイス、ボーカルトレーニングを積めば歌が上達するとは限りません。実は、腹筋やインナーマッスルなどの筋肉も鍛えておく必要があります。

歌手の中には、発声よりも、筋トレなどのボディメイクメニューをメインにレッスンを受けている人も少なくないのです。

(筆者が出会ったプロの歌手を教えていた先生は、ボディメイクのトレーニングが中心だったと話していました。)

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なぜ歌の上達に腹筋が必要なの?

歌の上達になぜ“腹筋”が必要なのでしょうか。

通常、声は声帯に息が当たり、振動することで出ます。

発声の仕組み

声帯から声が出るのであれば、腹筋は必要ないのではないか?と思われる方がいるのは当然のことかもしれません。確かに、ただ声を出すだけであればそこまで腹筋は重要ではないでしょう。

しかし、腹筋にはとても重要な役割があるのです。

多くの息をしっかりと吐き出すために腹筋が必要

腹筋を鍛えるべき理由。それは声量のある声を出すためには息をよりたくさん、そしてしっかりと吐き出すこと、つまり「腹式呼吸」が重要で、その働きを助けるために腹筋が必要だからです。

横隔膜の場所や働きとは|マジで痩せる?横隔膜を下げるトレーニング法」で詳しく解説していますが、腹式呼吸で息を吸い、肺に空気が入ると横隔膜が下に下がります。

実際に、腹式呼吸をやってみるとわかるかと思いますが、息を吸ったとき、お腹が膨らむのがわかるかと思います。もしも、腹筋を鍛えていない場合、以下のようなデメリットが起こりうるでしょう。

  • お腹が思うように広がることができず、多くの息を吸えない
  • お腹が膨らんだ状態をキープできない

お腹が膨らんだ状態をキープできないとどうなるの?

腹筋がないと、多くの息が吸えないことはわかったけれど、お腹が膨らんだ状態をキープできないデメリットがわからない。そう思われた方もいるでしょう。

お腹が膨らんだ状態をキープできない=ブレスのコントロールがうまくできない

これが理由です。

歌を歌うとき、声の大小をつけてメリハリ・抑揚を出すこともあるかと思います。お腹が膨らんだ状態をキープできれば、息をしっかり出すときと、少し抑えて出すときのコントロールができるようになるのです。

腹式呼吸を用いて肩や喉がリラックスした状態で声を出すためにも必要

胸式呼吸になると、息を吸ったとき肺が下ではなく上に膨らもうとします。肺が上に膨らもうとすることで肩や喉に力が入りやすくなり、高音が出にくい、苦しそうな声に聞こえるといった事態に陥る可能性もあるでしょう。

腹筋を鍛え、腹式呼吸を用いて歌が歌えるようになると、肩や喉などに無駄な力が入りにくくなります。そのため、結果的にラクな状態で声を出すためにも腹筋は必要なのです。

腹筋だけでなくインナーマッスルも鍛えることが大切

腹筋を鍛える=声量を出す、リラックスした状態で声を出すことにつながります。

腹筋だけ鍛えても、横隔膜の動きをスムーズにするのは難しいことです。大切なのは、腹筋(外側の筋肉)+インナーマッスル(内側の筋肉)の両方を鍛えることです。

腹筋だけ鍛えても、体の内側の筋肉がしっかり鍛えられていないと横隔膜を下げることができません。肺や横隔膜がよりスムーズに動くよう、内側と外側の筋肉をバランスよく鍛えてあげましょう。

腹筋・インナーマッスルを鍛える方法

腹筋とインナーマッスルを鍛える方法について確認していきましょう。

ドッグブレス、ドギー・ブレス

暑い日に、犬が「ハッハッハッハッ」と呼吸しているのをみたことはありませんか?

それがドッグブレス、ドギー・ブレスです。

息を吐き出すことだけを考えて、「ハッハッハッハッ」と練習してみてください。地味だけど、やり終わった後に達成感が得られるでしょう。

ロングブレス

腹式呼吸もおすすめの練習方法ですが、ロングブレスを取り入れることでよりトレーニング向きのメニューになります。

ロングブレスとは、息を長く吐く練習のことです。より長い時間息を吐き続けるためには、息の量を調節する必要があります。

続けていくことで息の量のコントロールもできるようになるため、一石二鳥のトレーニング方法です。

【ロングブレスの具体的なやり方】
1、息をゆっくり吐きながら肩の力を抜く
2、鼻からやさしく息を吸う
3、2秒息を止める 細く息を吐き出すイメージで「フー」と息を吐く
4、吐ききったらやさしく息を吸う

始めは30〜40秒を目指し、徐々に吐き切る時間を長くしていってください。

引用:https://ennuirockmusic.jp/columns/61/

ストレッチ

インナーマッスルへのアプローチにおすすめなストレッチ方法です。腹式呼吸をしながら行うのがポイントです。

足を広げて前屈をしてみてください。このとき、息をゆっくり吐き出しながら行うのがポイントです。

引用:https://ennuirockmusic.jp/columns/32/

また、体を折るときは、手を足に触れることを意識するのではなく、お腹と太ももからゆっくりくっつけるよう意識してください。

腹筋

ベタですが、腹筋練習も有効なメニューです。1日20〜30回程度から始めてみるといいでしょう。

腹筋は鍛えすぎには注意しよう!

ストイックな人はシックスパックができるほどバキバキに腹筋を鍛えてしまうかもしれません。

腹筋の鍛えすぎには注意しましょう!

腹筋を鍛え過ぎてしまうと、お腹が外側に膨らみにくくなるため、結果的に多くの息を吸うのが難しくなってしまうのです。ほどほどにしておくのがベターです。

別の記事で詳しくご紹介しますが、余力のある方はぜひ背筋を鍛えてみてはいかがでしょうか。背筋も歌の上達に必要な筋肉なので、鍛えておいて損することはありません。

今回ご紹介した内容を、ぜひとも参考にしていただければ幸いです。

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k a s u m i

数百人以上の声をみた経験を持つ、歌の先生ブロガー。バンドSee Emily Playのvo&ba。あなたらしい歌い方を大切にして欲しい。いくつになっても歌や音楽と生きる人生を歩んで欲しい。そんな思いでサイト運営しています。ぜひTwitterフォロー、Facebookのいいねをお願いします!

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