体の使い方トレーニング

高音が出ないと悩んでいる方へ…まずはチェックして欲しい5つの項目

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高音が出ないときにチェックして欲しい項目

高音が出ない……。「話し声」はあの歌手よりも高いはずなのに、歌になるとすぐ裏声を使ってしまう。地声で高音パートを歌いたいけど、実際にやってみると声が裏返ってしまう。とにかく、高音がうまく出ない!

今まで数百人以上の声を診てきましたが、約8割の方は「高音が出ない」という悩みを抱えていました。高音をスムーズに出すためには、体の癖をとり、正しい発声を身につけることが大切です。

まずは、声の出し方や体の使い方の癖を知ることから始めましょう!自身と向き合うことで、あなたに合った効果的な練習方法を知ることができます。

今回は、高音が出ないと悩んだときにチェックして欲しい5つの項目についてご紹介します。一緒にセルフチェックを始めてみましょう。

体に力が入っているか

体に力が入っていないか

高音が出ないと悩んだとき、まず始めに確認して欲しいこと。ひとつ目は「体に力が入っていないかどうか」です。

体に力が入ると高音が出にくくなる理由

なぜ体に力が入っていると高音が出にくいのでしょう……。主に4つの理由が挙げられます。

  • 声が体に共鳴しない
  • 喉を締めて歌う癖がつきやすくなる
  • 息がスムーズに流れない
  • 音程が取りづらくなる

簡単にいうと、正しい発声ではなく「喉声」になってしまうためです。

セルフチェック時のポイント

高音が出ないと悩む方は、歌う曲のキーが高くなればなるほど体に力を入れて声を絞りだそうとする傾向にあります。

体に力が入っているか自分で判断できないという方は、iPhoneのボイスメモ機能を利用するなどして歌声を録音してみてください。

  • 高音になると力んだ声に聞こえる
  • 苦しそうに聞こえる
  • 首を締められているかのような声に聞こえる

もし、上記のような声に聞こえる場合は“体に力が入っている”と判断していいでしょう。

改善策

おへそから指2〜3本ほど下で体の中心部にある「丹田」を軸にした姿勢で歌うクセをつけましょう。具体的な実践方法は、下記の記事をご覧ください。

参考記事:歌の発声は丹田を意識することが大切!簡単に実践できる方法をご紹介

喉声になってしまう……。そのような自覚のある方は、喉を開く発声方法を身につける方法を練習時に取り入れてみてください。

参考記事:喉を開く方法|割り箸よりも実はパインアメを使った練習の方がおすすめ

息(声)が細く遠くへと吐けない

高音が出せないと悩む方にチェックして欲しい項目、ふたつ目は息(声)を細く遠くへと吐けているかどうかです。

息が細く遠くに吐けないと高音が出にくくなる理由

息が細く遠くに吐けない場合、音程の微妙なコントロールがしづらくなるのためです。息が太い状態で高音を無理に出してしまうと、喉に負担がかかり、声が裏返ってしまう原因になります。

息が遠くに吐けないと、声がこもってしまうため、迫力のある高音やミックスボイスが出せません。基本的に、高音は息を細く遠くに飛ばすようにしないと出しにくと覚えておきましょう!

セルフチェック時のポイント

息が細く遠くに吐けているかどうかチェックする際は、歌声が小さい、バンド演奏などで声が埋もれやすいかどうかをひとつの判断軸にしてみてください。

また、歌っているとき声がかすれることが多いかどうかも確認してみましょう。「心当たりがある」と思われた方は、息が細く遠くへ吐けていない可能性が高いです。

改善策

まずは体の脱力をして息を遠くに飛ばすことを身につけてみてはいかがでしょうか。具体的な練習方法は下記の記事で解説していますのでご覧ください。

参考記事:声量を上げる方法|歌と話し方どちらにも使える体の使い方とは

口が横に開いている

歌うとき、口が「い」と発声したときのように横に開いていませんか? 実は、口の開け方と高音の出しやすさは関係しているのです。

セルフチェック時のポイント

歌っている姿を動画に撮ってみてください。そして、歌っているとき口が横に開いているようであれば、改善していきましょう。

改善策

口の開け方のトレーニングを行いましょう。このとき、口を横に開かないようにするだけでなく、口の中に空間を作るようにすることも意識するのがポイントです。

正しい口の開け方を覚えることで高音が出しやすくなるはずです。筆者は、口の開け方を意識した結果、高音がスムーズに出せるようになりました。

関連記事:高音は口を大きく開けると出るは間違い!歌うときの正しい口の開け方

声が常にまっすぐ飛んでいるか

低音も高音も常に同じ方向で声が抜けていっていませんか? 私の経験上ですが、高音が出ないと悩む方の多くは、キーが変わっても常に同じ出し方で歌っています。

しかし、本来は、キーが高くなればなるほど、声が抜けていく位置も高くしていくことが大切です。例えば、低音であれば、前歯から声が抜けていくように発声しても問題ありませんが、少し高い場合は鼻骨、ミックスボイスや高音の場合は目元から抜けていくように声を出すなど、位置をコントロールすることが必要です。

セルフチェック時のポイント

低音は音程取りやすいけれど、高音になるとうまくできないと感じているかどうか振り返ってみてください。もし、低音は割とうまく歌えると感じている方は、声がまっすぐに抜けてしまっている可能性が高いです。

改善策

低音であれば、図の青い線のように声が抜けていっても問題ありません。しかし、高音になればなるほど、赤い線のように鼻骨や目元から声が抜けていくようなイメージを持って声を出す必要があります。

生徒さんによっては、1音ごとに声が抜けていく場所を変える(一番綺麗に抜けていく場所を探る)レッスンをすることもあります。

声が抜ける位置を変えるときのポイント

まずは、高音を出すとき、上顎の真ん中にある突起に声を当てるように練習してみてください。

舌で上顎を触ったとき、前歯に近いところはボコボコしていて、少し奥にいくとツルツルしている場所にあたります。そのツルツルした場所の真ん中あたりに突起があるので確認してみましょう。

突起のある場所に声を当てるように高音パートを歌ってみると、いつもより声が出しやすいことを実感いただけるはずです。このとき、声がまっすぐ抜けていくのではなく、弧を描くように声が抜けていくイメージを持ちながら発声するのがポイントです。

口角が上がっているか

口角が上がっているかどうか

口角の上がり具合も高音を綺麗に出す上で重要な項目です。口角が上がっていないと響きが生まれにくい、口の中の空間が生まれにくいなど、高音に必要な要素が失われてしまいます。

セルフチェック時のポイント

  • 歌うとき、顎をパクパク大きく動かしている
  • 顎に力が入っている
  • 歌っているときほっぺたがこんもりしていない

上記の項目に当てはまるかどうかチェックしてみてください。また、歌っている姿を動画に撮る、友達に確認してもらうなどして口角の上がり具合をチェックしてみるのもおすすめです。

改善策

口角を上げる練習をしましょう!美容サイトなどで紹介している口角の上げ方を参考にするのもいいかもしれません。

口角を上げて歌ってみると高音が出しやすいと実感できるようになれば、習得も早くなります。

関連記事:口角を上げるって具体的にどうするの?発声が綺麗になる正しいやり方

まとめ

高音がうまく出せないと悩まれたときは、ただやみくもに練習するよりも原因を見つけてから、そこにアプローチするトレーニングをするのが効率よく効果的です。

まずは、高音が出ない原因を探ってみてください。今回ご紹介した内容は、全て当てはまっていたとなる人も少なくありません。その場合は、まず体の力を抜く姿勢から覚えていくのがいいでしょう。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。

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  • この記事を書いた人

kasumi

歌の先生ともの書きで生きる人。バンドSee Emily Playのvo&ba。さまざまな方のレッスンをしてきた経験から人の声の特徴が目に見えるのが特技。 あなたらしい歌い方を大切にして欲しい。そんな思いでサイト運営しています。ぜひTwitterフォロー、Facebookのいいねをお願いします!

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