リズムがとれない……。そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。もしくは、リズムのとり方は頭に入っていても「キープできない」という方もいるかもしれません。
一般的に、リズム感を養うには「裏拍」でとることが大切と言われています。とはいえ、いきなり裏拍でのリズム練習はハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか。
また、ただ裏拍でリズムをとればいいという訳ではありません……。正しい体の使い方を身につけることも大切です。
そこで今回は、初心者の方がリズムに慣れていただくために基本的なリズムのとり方についてご紹介します。
関連記事:裏拍リズムの取り方とメリット|日本人は裏拍リズムが苦手と言われる理由とは
目次
リズムのとり方|体のどこでとればいい?
まず始めに、リズムは体のどこでとればいいのでしょうか。それは、みぞおちです。みぞおちはおへそから指4本分上の位置にあります。この部分を、使ってリズムをとります。
実は、ジョン・レノンやマイケル・ジャクソンなどリズム感があると言われているアーティストは、みぞおちでリズムをとっていることが多いのです。
みぞおちを使ったリズムのとり方
みぞおちを使ってリズムをとる方法を具体的に確認していきましょう。
1.みぞおちを中心にしてお腹を折る|カウント(ワン)
写真を参考にしながら、みぞおちを中心にお腹を折るようにしてみてください。
2.お腹を前につき出す|カウント(エン)
軽く折ったお腹を前に突き出すようにしてください。
これを繰り返すだけです。
ワン・トゥ・スリー・フォーというカウントはお腹を折って、数字の間に入るエンというカウントではお腹を突き出す。ひたすらこの動きを繰り返すだけです。
ダンスを習っていた人はダウン練習を参考に
ヒップホップなどダンスを習っている人は、“ダウン”のリズムとりを思い出してみるといいでしょう。ダウンの練習はリズムのとり方を覚えるのに最適です。
みぞおちでリズムがとれない場合の対処法
中には、みぞおちでリズムをとるのが難しい……という方もいるかもしれません。そんなときは、膝でリズムをとる練習から始めましょう!
左右どちらかの足を軸にリズムをとる
両足でも問題はありませんが、左右どちらかの足を軸にして膝を軽く落としたり伸ばしたりしながらリズムをとる練習をしてみてください。
手を上下に振りながらリズムをとるのもあり
リズムとりに慣れない方は、手を上下に振りながら練習するのもおすすめです。特に、歌いながらリズムをとりたい人は、最もやりやすい方法かもしれません。
つま先でリズムをとるのはNG
つま先でリズムをとっている人を見かけますが控えるべきでしょう。足が疲れてしまうことはもちろん、頭で考えながらリズムをとってしまうためズレ生じます。
曲に合わせてリズムをとるには?
いくら裏拍でリズムをとることや体の使い方が大切と言っても、曲に合わせてリズムがとれなければ意味がありません。
まずは、一定感覚で鳴っている音をひとつ見つける
始めに、リズムをとりたい曲を聞いて、一定感覚で鳴っている音をひとつ見つけましょう。
ダンスミュージックなら低音で「ドンッ」「ドンッ」と鳴っている音、ロックならスネアドラムの「タン」「タン」と鳴っている音が分かりやすいかもしれません。
曲に合わせてみぞおちまたは膝でリズムをとる
自分で決めた音に合わせ、体を使ってリズムをとりましょう。裏拍でとる、ドラムの何拍目にとるのがいいなどの知識は一度抜きにして、まずは体にリズムのとり方を染み込ませることが大切です。
体でリズムをとることから始めよう
リズム感を養うためにはまず、体にリズムのとり方を染み込ませるのがおすすめです。裏拍でリズムをとる練習はまた別の記事でご紹介したいと思います。
リズム練習に慣れていない方はぜひ、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
関連記事:裏拍リズムの取り方とメリット|日本人は裏拍リズムが苦手と言われる理由とは
リズム感が養えるボイトレグッズ(ツール)!
エッグシェーカー
リズムトレーニングに最適なグッズです。一定のリズムをキープしながら振り続けると、砂の音が一定の音を奏でるので、その音を聞きながらリズムキープできているのかを確認でき、リズム感が良くなるほど音が綺麗になります。
特徴
- リズムキープが上手になる
使用方法
Roland Vocal Trainer(ボーカルチューナー)
音域計測のためのツールですが、メトロノームもあるのでリズム感を養うこともできます。
特徴
- 自分の発声した音がどの音域か可視化される
- メトロノーム機能もあるためリズム感も養われる