70年代に活躍したUK ROCKバンドのひとつであるLed zeppelin。いまだに根強いファンから愛されているバンドです。
バンドのリーダーであり、日本三大ギタリストの一人であるジミー・ペイジ。ベースとして高い技術と安定力でバンドのサウンドをまとめたジョン・ポール・ジョーンズ。
独特のグルーブ感とフィルで聴く者を圧倒させたジョン・ボーナム。広い音域と高いアレンジ能力、リズム感のよさでバンドを支えたロバート・プラント。4人の個性がなんとも言えないサウンドを生み出しています。
今回は、Led zeppelinのボーカルであるロバート・プラントの声の形についてご紹介したいと思います。
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目次
まず始めに…人の声でこんなことが分かります
このサイトのBLOGを書いている筆者は、人の歌声を聞くだけで、下記のような特長が分かります。
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そこで、この連載コラムでは有名人の声を聞き、どんな声の形をしているのかを個人的な視点の元で執筆しています。
ロバート・プラントの声の形
ロバート・プラントの声の形。それは縦に長い楕円形です。
やわらかい声質というよりも、芯のある歌声と言っていいかもしれません。
喉を痛めやすい歌い方
実際、ロバート・プラントは喉を壊したことがあります。
高音を出す際、肩や喉にキュッと力が入っているため、歌い終わった後に喉がガラガラ……なんてことも多かったのではないでしょうか。
ROCKバンドのボーカリストに多い声の形
縦に長い楕円形の声は、ROCKバンドのボーカリストに多い形です。歌ものでしっかりと聴かせるというよりも、男らしさを感じさせる歌声です。
ロバート・プラントの歌声は、ROCKバンドでボーカルをやりたい男性の憧れ的な存在と言えます。
高音になると豪速球のような声になる?!
Aメロでは、早すぎず遅すぎずな声の速度です。しかし、高音になると声の速度が早くなります。豪速球と言っても過言ではありません。
さらに、喉をしめて歌っているので声に力みが加わっています。彼の魅力とも言えますが、歌の先生目線で聞くと少し心配な歌い方です……。
声の距離について
ロバート・プラントの声の距離は、口元から70cm〜80cmくらい先まで飛んでいるように聞こえます。高音になると1m以上先まで飛んでいくように歌っています。
一般的なボーカリストより、少し遠くまで声が伸びているのではないでしょうか。また、Radioheadのトム・ヨークと比べると声の中に含まれる息の量が少ないので、クリアに聞こえる声だと思います。
ロバート・プラントの歌声からみるその他の特徴
その他に、ロバート・プラントの歌声にはどんな特徴があるのでしょうか。
とにかくリズム感がいい
ロバート・プラントの歌声を聴いていただければわかるかもしれませんが、リズム感がいいです。まるで楽器のひとつのように、歌声だけでのれるほどです。
アドリブ力がすごい
Led zeppelinの曲は、主にジミー・ペイジやジョン・ポール・ジョーンズが作曲していますが、歌メロはロバート・プラントが作っています。
歌のアレンジが難しそうな曲が多いのですが、天性のアドリブ力で聞き手の印象に残るメロディを作っている彼は、やはりすごい存在です。
個性の強いメンバーが多い中、しっかりと存在感を残している
Led zeppelinは、個性のあるメンバーが揃っています。
普通、ギターやベース、ドラムが個性的だとボーカルの存在感が消えてしまうケースも多いのですが、ロバート・プラントは違います。
20分くらいの曲で3分くらいしか歌メロディがない場合でも、しっかりと存在感を残しています。男ならではの色気もあるため、ロバート・プラントに憧れている男性は多いでしょう。
表現力を磨きたいならロバート・プラントを参考にせよ
ロバート・プラントは、一目見たら忘れられない存在感があります。また、男性らしい歌声はとても魅力的です。表現力のある歌が歌えるようになりたいと思う方は、ぜひロバート・プラントを参考にしてみてはいかがでしょうか。