好きな歌をうたってみたら、息継ぎ(ブレス)が上手くできず途中で苦しくなってしまった経験はありませんか? 歌い出しが綺麗にうたえない、ロングトーンが上手くできない……それは息継ぎ(ブレスが)正しくできていないことが原因かもしれません……。
実は、息継ぎ(ブレス)の仕方によって歌いやすくなったり、ロングトーンが綺麗に出せるようになることをご存知でしょうか。そこで今回は、歌をうたうときの息継ぎ(ブレス)を入れるタイミングやコツについてご紹介します。
目次
息継ぎは吸うことよりも吐くことを意識する
息継ぎ(ブレス)は、“吸うこと”よりも“吐くこと”を意識しましょう。肺の中に“前の息継ぎで吸った息”が残ったままの状態で新たに息継ぎをすると、息がたくさん吸えなくなってしまいます。
息継ぎの際は、息をたくさん吸うことよりも吐ききって肺の中を空にしておくことを意識した方が、より多くの息を吸うことができるのです。
ブレスマークがきたら吸うのではなく「ひとつ前の音符がきたら」吐ききるのがベスト
例えば下記のような譜面の曲があったら、ブレスマークのある位置で息継ぎをします。その際、ほとんどの人はブレスの位置にきたら息を吸うのではないでしょうか。
しかし、ブレスマークの所にきた時点で息継ぎをしても多くの息は吸えません。たくさんの息を吸うためには、ブレスのひとつ前の音符で吐ききって肺の中の息を空にしてください。すると、ブレスマークがきた時点で自然に息が肺へ入るようになり、たくさんの息が吸えるようになります。
ブレスマークひとつ前の音符で息を吐ききるコツ
ブレスマークひとつ前の音符で息を吐ききるコツ。それは、お腹を意図的に凹ますことです。歌をうたうとき、ブレスマーク前のフレーズでお腹を凹ませてみてください。始めは慣れないかもしれませんが、続けていくうちに息継ぎ(ブレス)のしやすさを実感できるようになるでしょう。
息継ぎが上手くできない……ブレス前の音符で息を吐ききる練習をしよう
次のブレスまで息が持たない、ロングトーンが上手にできない、そんなときは息継ぎ(ブレス)の仕方を見直してみてください。ポイントは、ブレスマークがきたら思いっきり息を吸うのではなく、ブレスマークの前の音符で息を吐ききることです。
お腹を凹ます動作は、始め違和感を感じるかもしれません。しかし、続けていくうちに息継ぎ(ブレス)がしやすいと思えるようになるでしょう。歌をうたっていく中でも、ブレスが続いていること実感できるはずです。