発声練習

歌うとき音程が合わない原因とは?改善に向けた5つの練習法

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歌うとき音程がとれない原因と改善に向けた5つの練習法

歌うのが好きな人や、ボイストレーニングをしている人でも、カラオケで音程が合わないということもあるでしょう。

また、カラオケの採点機能で低い点を取ってしまい、「私って音痴だったの?」とショックを受けたことのある人もいるかもしれません。

なぜ、カラオケで音程を合わせるのが難しいのでしょうか。
今回は、音程が合わない原因と改善に向けた練習方法についてご紹介します。

関連記事:ベースボーカルをやると歌が上達する!音程が整いやすくなる理由

体に音階が身についていない

ドレミファソラシド

音階は、歌うときの基礎となるものです。
ドレミファソラシドの音階が身についていないと、自分の歌声を聞いても、音程が合っているのか判断できません
結果的に、音程が合わない状態に陥ってしまうのです。

例えば、英語が話せない人が英語を話そうとするとき、発音・イントネーションが合っているのかわからず、なんとなくで発声することがあるのではないでしょうか。

音階が身についていないという状態は、まさにその状態と同じです。

メロディをしっかり覚えていない

メロディを覚える

カラオケで、場を盛り上げるために最近流行っている曲を入れてみたものの、うろ覚えで全然歌えなかった経験はありませんか?

メロディをしっかり覚えていないとその曲の音程がどのようなものかあいまいになりますから、当然、音程は合いにくくなります。
曲の出だしが合わない方やリズムが合わない方も、メロディをしっかり覚えていないことが原因かもしれません…。

日常的に聞いている曲であっても、メロディの細かいところの音程までは把握できていないこともあるでしょう。
音程を合わせて上手に歌うためには、メロディをしっかりと聞きこんで覚える必要があります。

胸式呼吸で歌っている

胸式呼吸胸式呼吸だと息をたっぷりと吸うことができず、肩や首の周りなどにも余計な力が入ってしまいます。
そのような状態になることで、以下のような問題に陥りやすくなり、結果的に音程が合わなくなってしまうのです。

  • 歌うとき胸式呼吸になることでブレス前のフレーズの音程が合いにくくなる
  • 喉や肩に力が入ることで喉声になり、特に高音の音程が合いにくくなる

子音で音程をとろうとしている

子音で音程を取ろうとすると、音程が合いにくいです。
「か」という歌詞があったとして、アルファベットにしたとき、「ka」の「k」が子音で「a」が母音です。

子音でアクセントを取ろうとするのは、吹き矢で的の中心を当てに行くようなものであり、音と音の間隔調整が利きづらい歌い方のため、おすすめできません。

母音と子音の違い

その結果、音程がブレやすくなり、合わなくなってしまいます。
日本語は子音+母音で成り立つ言語なので、歌うときはぜひ母音を意識してみましょう。

母音を意識するのが難しいと感じたときは、歌詞の1語1語に母音を書き足して、それを見ながら歌う練習をして慣れてみてください。
プロの演歌歌手などもやっている練習法なのでおすすめです。

1音ごとに音が抜ける位置を調整できていない

音が抜ける位置を調整できていないのも、カラオケで音程が合わない原因のひとつです。
ドレミファソラシドの1音ごとに、声が綺麗に抜ける位置は異なります。

音が上下するごとに声が抜けていく位置は変わる

1音でも違う音に移動するときは声が抜けていく位置を変える

ドとレには「長2度」の音と音の間隔があり、それぞれ声が抜けていく場所のイメージを変えていかなくてはなりません。

ドからドへの移動であれば、同じ音ですから声が抜ける位置は同じですが、ドからレ、ドからミというように離れた音に飛ぶときは、音の間隔が開いた分だけ声が抜ける位置も大きく変えていく必要があります。

これは、ドからシ、ドからラのように音が下がるときも同様です。

イメージが湧かないときは裏声から地声への移動を想像する

声が抜ける場所といっても、はじめはなかなかイメージがわかないかもしれません。
そんなときは、裏声から地声にいくときを想像してみると良いでしょう。

裏声を出すときと地声を出すときでは、声の抜ける場所が違うのを感じると思います。
中音域の音程が合わないと感じている人は特に、音の抜ける位置の調整ができていないことが原因である可能性が高いでしょう。

関連記事:地声から裏声にいく時きれいにつながらない人がすべき練習法

歌に対して苦手意識がある

歌に対して苦手意識がある

元々人前で歌うのが得意でなかったり、カラオケで音程が合わないのを笑われたりしたなどの経験から、歌に苦手意識を持ってしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

歌に苦手意識があると、体が強張ってしまい、喉で音程をコントロールしようとしたり、胸式呼吸になったりして余計に音程が合いにくくなってしまいます。

すべての人に当てはまるわけではありませんが、年齢性別問わず生徒さんの声を見てきた経験から、その傾向は強いように思います。

このような場合、まずはヒトカラでの練習がおすすめ

そもそも歌に対して苦手意識がある方は、まずは一人カラオケ(ヒトカラ)で練習して、歌に対する苦手意識の克服から目指しましょう。

JOYSOUND(ジョイサウンド)

カラオケの採点機能で音程一致率が悪かったところをピックアップし、一定の得点を出さないと次に進めない「音声強化モード」というものがあります。

DAM(ダム)

DAMボイストレーニングという機能があり、その中で音程を鍛えるためのドリルに取り組むことができます。
このようなカラオケの機能を活用してみるのも良いでしょう。

音程が合わない悩みを解決する5つの方法

音程が合わない悩みを解決する5つの方法

音程が合わない原因を見つけられましたでしょうか。
それを踏まえて、ここからは音程が合わない悩みを解決する方法をご紹介します。

詳細記事:音程とピッチの違い|歌い手は心得ておきたいそれぞれの意味と改善方法

メロディを覚える|音階を体に身につける

まずは歌いたい曲を何度も聞き、メロディをしっかりと覚えましょう。
筆者は、歌詞ではなく、始めに「ルルル」「ラララ」などで歌いながらメロディを覚える方法をおすすめしています。

また、音階練習などをして、音階を体に覚えこませることも大事です。
メロディを覚えるための詳しい練習方法は歌のメロディが覚えられない|理由と効果的なメロディの覚え方をご覧ください。

腹式呼吸を身につける

腹式呼吸

たっぷり息を使って声を出せるように、腹式呼吸を身につけましょう。
次のブレスまで余裕を持って息をたっぷり使うことができると、ブレス前のフレーズの音程がズレやすくなる状態を避けられます。

(腹式呼吸のやり方)

  1. シャボン玉を飛ばすように息をフーッと吐く
  2. 鼻から優しく息を吸う
  3. 吸う息の量は腹八分目に留める
  4. 2秒ほど息を止める
  5. またシャボン玉を飛ばすように息をフーッと吐く

また、腹式呼吸を用いて歌い、喉や肩の力が抜けた状態を保てると、以下のリスク軽減につながります

  • 高音の音程がズレる
  • 声が裏返る

腹式呼吸の具体的なやり方!2つのコツで誰でも簡単にできるを詳しい腹式呼吸のやり方をご紹介しています。
腹式呼吸がうまくできないと感じている方は腹式呼吸を練習してもできない4つの理由と簡単にできる改善方法をご覧ください。

気兼ねなく歌える曲から選び苦手意識を克服する

まずは無理なく歌える歌を選ぶ

曲選びも重要なポイントです。
例えば低音からいきなり高音に移るような曲などは、音程を合わせるのが難しいためおすすめできません。

はじめは、音程の間隔(高低差)が少ない曲を選び、徐々に音程の間隔が広いものを歌っていくと良いでしょう。

カラオケで高得点を取りたい場合は、ラップのない曲を選ぶのがおすすめです。
カラオケの採点機能では、あなたの歌を採点するためラップに無理やり音程を当てはめていることがあります。

そのため、ラップを原曲通りに歌えていても音程が合わないと判断されることがあり、点数が伸びにくいのです。

母音をアクセントにして歌うクセをつける

子音でアクセントを取るのではなく、母音をアクセントにして歌うクセをつけましょう。
歌詞の母音をよく意識しながら歌ってみてください。

母音を使って歌うイメージ

母音の使い方やアクセントのとり方はこちらをご覧ください。

1音ごとに声が綺麗に抜ける位置を探る

ピアノ

1音ごとに、声が綺麗に抜ける場所を探してみましょう。
ピアノやピアノアプリを使い、たとえば「ファ」を鳴らしたら、同じ「ファ」の音を発声します。

そしてこのとき、人差し指を上下に移動させながら、鼻骨や目元など、その音が綺麗に抜けていく位置を探っていきましょう。

指を上下に動かしながら音が綺麗に抜けていく場所を探る

これによって、鼻骨を通るように抜けていくイメージや、目の間から声が抜けていくイメージなど、発声した音が綺麗に抜けていく具体的な位置が分かりやすくなります。

1音ごとに声が綺麗に抜けていく場所を把握することで、その音に合わせた喉の筋肉が自然と使えるようになり、音程が合うようになります
音程が合わないと苦手意識を持っている人にもおすすめです。

今回ご紹介した内容があなたのお役にたてば幸いです。

関連記事:歌に抑揚がない…のっぺりしてしまう3つの原因と改善方法

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kasumi

歌の先生ともの書きで生きる人。バンドSee Emily Playのvo&ba。さまざまな方のレッスンをしてきた経験から人の声の特徴が目に見えるのが特技。 あなたらしい歌い方を大切にして欲しい。そんな思いでサイト運営しています。ぜひTwitterフォロー、Facebookのいいねをお願いします!

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