フランスの女優・歌手として有名なVanessa Paradis。
Lenny Kravitzがプロデュースしたアルバム名にもなっている「Be My Baby」という曲が有名です。
2012年まで俳優のJohnny Deppと事実婚関係にあったことも有名な話ではないでしょうか。
舌ったらず+ウィスパーボイス+ennuiさという独特のロリ声が彼女の魅力。歳を重ねてからは大人のしっとりとした色気も加わりました。
そんなVanessa Paradisの声は、どのような形や特徴があるのでしょうか。
筆者(@ksm_c_emilyplay)が大好きなVanessa Paradisの声の形を見てみました。
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目次
Vanessa Paradisの声の形とは
Vanessa Paradisの声の形は、薄いピザ生地のような形をしています。(下図にあるピンクの部分)
優しくささやくような声で歌うウィスパーボイスの持ち主は、ロバート・プラントやデビット・ボウイとは全く異なる声の形をしているのです。
声の形が薄い方の歌声は、草原を駆け抜ける風のような透明感があります。
いい意味で、DIVAのような声の厚みがないため、女性らしさやか弱さを演出できるでしょう。元気というよりも少し気だるい、かわいらしい感じの曲がハマります。
声の特徴について
VAnessa Paradisが持つ、その他の声の特徴についてまとめてみました。
声の中に含まれる息の量が多い
彼女の歌を聞くと分かるかもしれませんが、一般的な歌手と比べて声の中に含まれる息の量が多いのが特徴です。
Vanessa Paradisの歌声がささやいているように聞こえる理由は、この息の多さが関係しています。
歯並びもひとつの要因に
また、彼女ならではの魅力のひとつであるすきっ歯も、息の量が多くなっているひとつの要因と言えます。
理由は、歯と歯の間から息が抜けていくためです。特にSやTHなどの発音では、舌ったらずな印象を与えてしまうかもしれません。
しかし、この舌ったらずが、彼女の魅力的なロリ声の形成を担っているのです。
いい意味で力の抜けた声
ロックのようなパワフルさはありませんが、いい意味で力の抜けた声が彼女の魅力。聞き手に心地のよさを与えてくれます。
声の距離はあまりない
アーティストによっては、唇から1〜2m先くらい先まで声が飛んでいく人もいますが、Vanessa Paradisの声にはそこまで距離はありません。
だいたい、30cmくらいです。
とはいえ、声はしっかりと前に飛んでいるため、生演奏のステージでもハードロックやメタルなどのジャンルではない限り、彼女の歌が聞こえないといったことはないでしょう。
高音が出しやすい
肩に無駄な力が入っておらず、息の速度も遅すぎず速すぎずであるため、高音が出しやすいというのもひとつの特徴と言えます。
まとめ
Vanessa Paradisの声は、ロリータ的な要素だけでなく大人の色気も含まれており、男女問わずいつまでも聞いていたいと思わせてくれます。
一度聞いたら忘れられない。そんな歌い手になりたいと思われている方は、彼女の歌声をひとつの参考にしてみるといいかもしれません。まだ歌声を聞いたことがないという人は、ぜひ一度彼女の曲を聞いてみてください。