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これがミックスボイスか!習得したい方に知って欲しい基本知識

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ミックスボイスって何。習得した方は知っておきたい知識

ミックスボイスは歌手の人がよく使う言葉であり、これは美しく滑らかに高音を響かせる歌い方です。
歌唱力アップのために身につけたいテクニックの一つで、ミックスボイスは歌手に限らず、声優、俳優の表現力の向上にも役立っています。

腹式呼吸を使って発声しますので、必然的に優しい歌い方ができます。今回はミックスボイスの音域についてご紹介します。

ミックスボイスとは

ミックスボイスとは

ミックスボイスとは、地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)の中間的な発声方法のことを指します。この発声方法により、地声で出すことが難しい高音域を力強く発声することができます。

プロのアーティストも活用している

プロのアーティストはミックスボイスを活用している事例が多く、魅力的な高音を出すには必要不可欠です。

ミックスボイスはボイストレーニングの研究で扱われるテーマの1つです。
特に欧米では高音域を楽に歌いこなす歌手が多いのを見れば分かるように、ミックスボイスのトレーニングは欧米でより盛んに行われています。

ルーツ

ミックスボイスのルーツ

元々、ミックスボイスのルーツはフランス歌曲や19世紀後半以降のフランスオペラの歌唱にあります。
これらのジャンルの音楽は音量による迫力よりも繊細な表現や流麗なフレージングが重視されるため、この方法を用いながら声をホールに響かせる歌唱技術の伝統がありました。

その一方で、イタリアオペラ、ドイツオペラのような大音量を出すにはあまり向いていません。20世紀のフランスを代表するバリトン歌手カミーユ・モラーヌ(Camille Maurane)やジェラール・スゼ(Gerald Souzay)などがその歌唱技術を使っています。

原語はフランス語のヴォワ・ミクスト(voix mixte)であり、英語ではミックスボイス(mixed voice)と言います。

ミックスボイス習得のメリット

地声から裏声にひっくり返る地点を喚声点(かんせいてん)と言いますが、ミックスボイスが出せるようになると、地声の音域から裏声の音域への切り替えが滑らかになるメリットがあります。

ミックスボイスの発声について

ミックスボイスの発声

ミックスボイスを知る上で、自分の楽器(声帯)についても知っておくと良いでしょう。
声帯は喉仏の中で水平に横たわる一対の筋肉です。開閉する左右の一対の襞(ひだ)の間の隙間に、肺から排出される空気を通過させ、振動を引き起こすことで音を発します。

発声時の状態

 発声時は左右から合わさるように襞(ひだ)が閉じ、その隙間を息が通うことで振動します。
声帯の振動だけでは少量の音量しかありませんが、胸、口、頭蓋などの空間に共鳴することで声として認識されます。

地声で歌う時は閉じた声帯の隙間を息が通り振動します。
それに対して、ミックスボイスは、声帯の一部だけが閉じている状態で息の通る隙間は地声発声時より短くなり一部だけで振動しています。
ミックスボイスに見られるような一部だけの振動は高い周波数の高音が出せます。

男性のミックスボイス音域

ミックスボイス男性の平均的な音域

男性のミックスボイスの平均的な音域はmid2F〜hiA#と言われています。男性のミックスボイスを低め、中間くらい、高めの3つにわけてご紹介します。

低めの場合

lowGからmidD#までの音域です。低い音程では地声(チェストボイス)の要素を多く含んだ方が、発声が綺麗になります。

中間くらいの場合

midEからmidG#までの音域です。勢いが出せる音域ですが、地声(チェストボイス)をそのまま張り上げるとひっくり返ってしまいます。

高めの場合

hiAからhiCまでの音域です。この領域は、普通は裏声(ファルセット)では届かない音程です。声の高さに自信のある歌手がサビに使う部分です。

女性のミックスボイス音域

女性のミックスボイス音域

女性のミックスボイスの音域はhiB〜hiDが平均的です。女性のミックスボイスを、低め、中間くらい、高めの3つにわけてご紹介します。

低めの場合

midEからmidG#までの音域です。低い部分のmidEの発声が苦しい場合は、意識的にミックスボイスの要素をもたせるようにしましょう。Aメロを地声(チェストボイス)で歌った後のBメロなどで使われやすい音域です。

中間くらいの場合

hiAからhiCまでの音域です。あまり声の高くない歌手がサビの最高音に選びやすい音域であります。

高めの場合

女性はhiC#からhiEまでの音域です。ロックのシャウトで出すような音の音程よりやや低い音域です。

ミックスボイスの喚声点

喚声点とは

地声からミックスボイスの切り替えは歌う上で重要なポイントです。
その切り替えを指す固有名詞があります。日本では、換声点と呼ばれ、海外では一般的にブリッジと呼びます

一般的によく言われる声区では、低音が地声、高音が裏声、地声と裏声の境目が換声点と言われ、ボイストレーニングを習った経験がある方は認識があると思います。

一般的な男声でミドルCの上のE♭辺り女声でその上のB♭辺りと言われています。換声点を綺麗に出せるようになって、声区を行き来できるようになると、声も裏返えらなくなります。

ほとんどの歌は地声(チェストボイス)とミックスボイスの両方を使わないと出せないような音域で作られているため、声区を切り替える際に地声のままで歌ってしまうと声が裏返ってしまいます。
その対策として、換声点をなくし、声区融合する必要があります。歌手は音域に合わせて声を使い分けています。

地声と裏声を行ったり、来たりさせることで声帯をコントロールする力が身についてきます。練習するには音階で練習するのが効率的です。

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kasumi

歌の先生ともの書きで生きる人。バンドSee Emily Playのvo&ba。さまざまな方のレッスンをしてきた経験から人の声の特徴が目に見えるのが特技。 あなたらしい歌い方を大切にして欲しい。そんな思いでサイト運営しています。ぜひTwitterフォロー、Facebookのいいねをお願いします!

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