歌声にも、その人の性格や習慣が出ることをご存知でしょうか。例えば、恥ずかしがり屋な人、勝気な人では声の形や特徴が異なります。
性格を直すのは難しいことですが、歌声に関しては体の使い方を覚えることで変えられます。もちろん声そのものを変えることはできませんが、高音が出ない、響きがないなどの悩みなら解決できるでしょう。
また歌声には、その人が影響を受けたアーティストの特徴が出ているケースもあります。これは、好きなアーティストの歌を聞いたり口ずさんだりしているうちに、無意識に体でその人の歌い方をマネするようになったからかもしれません。
歌の先生をしていく中でそんなことを思うようになり、声の出かたや体の使い方を見ているうちに、高音が出やすい人に多い性格が分かるようになりました。
そこで今回は、高音が出やすい人に多い性格をご紹介したいと思います。高音が出やすくなるコツが知りたい方は「カラオケで高音が出ない悩みを解決!老若男女問わず使えるコツ2つ」をご覧ください。
目次
楽観的な人
カラオケなどで高音が綺麗にでる人に多いのが楽観的な性格であることです。音を外しても、歌詞やメロディを間違えても楽しく歌いきる。良い意味で周りを気にしないで歌うことができるため、高音が出やすいのかもしれません。
マイペースな人
マイペースであることも高音が出やすい性格のひとつとして挙げられます。ただし、好きなことにのめり込みやすい部分を持ち合わせていると、高音は出にくいかもしれません。
高音が出やすい人は無意識のうちに正しい体の使い方をして歌っている
高音が出やすい人に多い性格を挙げました。ご紹介した2つの性格の人に共通することとは一体何でしょうか。
それは、高音が出やすい体の使い方を無意識にしていることです。具体的には、下記のような体の使い方をしています。
肩に力が入っていない
高音が出やすい性格を持った人の多くは、肩の力を抜いて歌っています。実は、高音は体に力が入るほど出にくいものなのです。
例えば、お風呂に入っていたり、疲れている時に歌うといつもより声が出やすいと感じることはありませんか?これは肩の力が抜けていたことが理由だったのです。
息の量が一定に流れている
高音が出やすい性格を持った人に多い特徴。ふたつ目は息の量が一定に流れていることです。「歌で息継ぎ(ブレス)が続かない・下手という悩みを解決する方法」でお伝えしていますが、息の量が常に一定の状態で吐くことができると綺麗な歌声になります。
息を細く長く吐きながら歌っている
息を細く長く吐きながら歌えるようになると高音が出しやすくなります。ヴォーカルレッスンを通して覚える人も多いのですが、楽観的な人やマイペースな人は、無意識のうちに体現しているケースが多いように思います。
顎に無駄な力が入っていない
高音を出す時、自然と顎や喉に力が入ってしまう人も少なくありません。しかし楽観的な人やマイペースな人は、顎に力が入れずに歌っていることが多いように思います。
口が横に開いていない
楽観的な人やマイペースな人は、口を横ではなく縦に開けて歌っていることが多いのです。口を横に開けて歌うのは、高音が裏返りやすくなるためおすすめできません。
歌声にも性格は出る!高音が出やすい性格は楽観的・マイペースな人
歌声には性格が出ます。中でも楽観的な人やマイペースな人は高音が出やすい傾向にあると思います。
それは、体の使い方や力の入り方が性格によって異なるためかもしれません。今回ご紹介した内容は、医学的な根拠などに基づいたものではなく、筆者の指導経験から得たものですので参考程度に考えていただければ幸いです。
また、高音は正しい体の使い方を覚えることで、今よりも出せるようになります。高音が出ないと悩まれている方はご安心ください。