体の使い方トレーニング

高音は口を大きく開けると出るは間違い!歌うときの正しい口の開け方

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高音を出すためには、歌がうまくなりたいなら「口を縦に開ける」。

そのような話を聞いたことがある人もいるかもしれません。

 

とはいえ、どのくらい口を縦に開ければいいの?

口を縦に開けているけれど、高音が綺麗に出ない……。

頭ではわかっていても、うまくできないという悩みを持つ方も多いようです。

そこで今回は、縦に口を開ける方法について具体的にご紹介します。

なぜ口を縦に開けることが大切なの?

なぜ、口を縦に開ける必要があるのでしょうか。

理由は、「イー」と口を横に開いてしまうと、口の中や喉の付近に空間ができないためです。

 

歌うときは喉を開けて、という話をよく聞くかと思います。

喉を開けるとき、喉周りに十分な空間を作ることが必要です。口をいくら横に開いても左右に空間を作るには限界があります。

しかし、口を縦に開ければ上下に新たな空間を生み出すことができます。(風船が膨らむようなイメージです。)

そのため、口は横ではなく縦に開くのが正しいと言われているのです。

 

口の開け方ひとつで喉の付近が絞まるのは、意外だと思われた方もいるかもしれません。

→喉の開け方について知りたい方は「喉を開く方法|割り箸よりも実はパインアメを使った練習の方がおすすめ」をご覧ください。

 

口を横に開くと高音が裏返りやすくなる

口を縦に開けることが大切だと言われる理由は、喉が開かなくなることだけではありません。高音が裏返ることを抑えるためにも、口を縦に開くことが大切だといえます。

実は、口を横に開くと声帯がしっかり閉じなくなってしまいます。

声帯について

本来、発声時には声帯のヒダが左右ぴったりと閉じた状態になり、そこに息が通ることで声帯が振動し声が生まれます。

しかし、声帯のヒダがしっかり閉じなくなることで必要以上に息が漏れてしまい、高音のコントロールが難しくなってしまうのです。

高音の裏返りを防ぐためにも、口は縦に開けることが大切です。

 

関連記事:声が裏返る原因とは|男女問わず会話と歌い方で使える5つの直し方

 

顔周りに無駄な力が入りやすくなってしまう

口を横に開いてしまうと、歯を食いしばるような状態になりやすくなります。歯を食いしばると、顔周りに余計な力が入ります。

顔周りに無駄な力が入ると、

  • 高音が出しにくくなる
  • 音程のコントロールがしづらくなる
  • 響きのある声ではなく、がなり声になってしまう
  • 胸式呼吸になりやすくなる

といったデメリットがあるため、改善するのが望ましいのです。

口角が上がりにくくなる

口角を上げる重要性ややり方については、「口角を上げるって具体的にどうするの?発声が綺麗になる正しいやり方」でお伝えしていますが、口を横に開いて歌う癖があると、口角がうまく上がりません。

口を縦に開ける正しいやり方

口を縦に開ける正しいやり方について確認していきましょう。

 

「お」を発音するときの口の形を作る

まずは、「お」を発音するときの口の形を作ってみましょう。

イメージできない方は、マイクやチュッパチャップスを口でパクッと加えたときの口の形を作ってみてください。

このとき、上くちびるを軽く突き出すように開いてください。いわゆるアヒル口です。そうすることで、声帯のヒダが左右ピッタリと閉じるようになり、声の裏返りを極力防ぐことができます。

 

口は縦に指が2本入るくらいのサイズ

口を縦に開けるときのサイズ感ですが、指の先が2本入るくらいに留めましょう。

開けすぎてしまうと、アゴが下がり過ぎてしまい、気道が詰まってしまう可能性があります。

気道が確保された状態でないと、声が詰まって聞こえてしまう、声が出しづらくなるといったリスクがあるので注意しましょう。

 

口角・ほっぺを上げる

ただ口を縦に開けるだけでも、歌いやすさを感じる方がいるかもしれません。しかし、高音の出しやすさを実感したい場合は、口角をしっかり上げましょう。

唇の端を耳たぶに近づけるよう、ななめ上に上げるのがポイントです。中には、口角を上げようとして、口が横に開いてしまう方もいます。そのような場合は、ほっぺを上げることを意識してみてください。

 

あくびをするときの口で空間を作る

あくび

響きのある声にするためには、口の中に空間を作ることが大切です。

思い出してみてください。お風呂や体育館で声を出すと、響きのあるボリューミーな声に聞こえませんか?お風呂や体育館の状態を口の中で作ることで、声に響きをつけることができます。

あくびをするときの口を思い出して、練習してみてください。徐々に声の出しやすさを感じられるようになるでしょう。

関連記事:“あくびで歌う”発声練習はカラオケ上達に効果的!正しい喉の開け方

注意点

口を開け過ぎない

口を開け過ぎないように注意しましょう。

つい気持ちよくなって、口を思い切り開けたくなるときもありますが、のどちんこが見えるほど大きな口を開けてしまうと、響きがなくなったり、力んでしまい高音がうまく出せないといった事態になる可能性があります。

もし、口を開けたくなったときは、上の歯を見せるように口角を上げてみてください。このとき、アゴを下げないようにするのがポイントです。口角やほっぺを上げることに意識を集中させると、アゴが落ちにくくなり、執拗以上に口が開くことがなくなるのでおすすめです。

ぜひ参考にしてみてください。

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kasumi

歌の先生ともの書きで生きる人。バンドSee Emily Playのvo&ba。さまざまな方のレッスンをしてきた経験から人の声の特徴が目に見えるのが特技。 あなたらしい歌い方を大切にして欲しい。そんな思いでサイト運営しています。ぜひTwitterフォロー、Facebookのいいねをお願いします!

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