バンド活動を円満に続けるのって意外と難しい……。
バンド活動経験がある人こそ共感いただけるかと思います。
始めは上手くいっていたはずなのに、方向性の違いやケンカなど原因であっさり解散してしまう人も少なくありません。
それでは、バンド活動を長く円満に続けるためにはどうすればいいのでしょうか。See Emily Playというバンドで活動を続けている筆者の体験も含めてご紹介します。
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目次
バンド解散に至る主な原因
せっかく組んだバンドが解散してしまう原因とは何でしょうか。主に5つの原因が挙げられます。
1.方向性の違い
自分が好きな曲調のバンドではなく売れ線のバンドに加入した人、メンバーの人柄やなんとなくでバンドを組んでしまった人に多いのが方向性の違いです。
活動していく中で作る音楽の方向性に違いが出たというケースもあるかもしれません。
自分でなくともメンバーに上記のような理由で加入した人がいる場合、始めは上手くやっていても方向性の違いが起きる可能性は高いでしょう。最後は口も利かないほどモメて解散したバンドも少なくありません。
バンド活動の方向性が違うことも解散の原因に
音楽性だけでなくバンドの活動方針が違うことも解散の原因になります。
例えば、一人は週に1回は全員でスタジオに入りたいと思っているけれど、他のメンバーは月に2回くらいのペースでいいと思っているなどの場合も“方向性の違い”で解散に至る場合があります。
2.バンドだけどワンマンショーになっていた
バンドメンバーの一人が全てを仕切っていたため、他のメンバーが逃げるようにやめてしまう。または、募っていた不満が爆発してケンカになり解散するケースです。
ワンマンショーに陥る原因
ワンマンショーに陥りやすいのは、主にバンマス(※)・作曲者・ボーカルです。
活動していくうちに、バンドの軸を作っている人間の発言力が強まっていくため、他のメンバーの意見が通りにくくなってしまうのが原因です。曲が作れない、楽器が下手だからという理由で意見を聞き入れてもらえない人もいるかもしれません。
※バンマス:バンドマスターの略。バンドを主導的に動かす人のこと。
3.売れない・先が見えない
活動を続けても売れる兆しがないため解散を選ぶケースです。
4.ギャラの配分
ギャラの分け方が不公平、割りに合わないという理由で脱退・解散に至るケースです。
5.人間的に合わない
性格の不一致です。
バンド活動を長く円満に続けるコツ
バンド活動を長く円満に続けて行くためにはどうすればいいのでしょうか。See Emily Playというバンドを続けている筆者が考えるコツは3つです。
1.お互い無理のない範囲で活動する
バンド活動を続けていると、休みたくなったり辞めたくなったりすることもあるかと思います。
そんなとき、無理に活動を続けるのはよくありません。ライブやスタジオ練習の数を減らすなどして適宜調整してみてください。
代わりにメンバーのモチベーションが高まったときは、活動量を増やすなどすればいいでしょう。行けるメンバーだけ集まって練習をする、ライブに出演するのもありです。
2.相手の音楽性も受け入れられるメンバーとバンドを組む
方向性による解散を防ぐために、趣味は違えど相手の音楽性を受け入れられるメンバーとバンドを組むといいでしょう。
3.餅は餅屋の精神を持つ
筆者のバンドは、基本的にそれぞれの役割にはあまり口を出さないスタンスで練習やライブに臨んでいます。ただし演奏が合っていない、アンサンブルとしておかしいと思うものはしっかり意見して修正を行っています。
餅は餅屋ではないですが、それぞれが自分の役割に責任を持つというスタイルで活動を続けていけば長く円満なバンド活動ができるでしょう。
演奏のアレンジで意見をするときは
メンバーで演奏しているとき、他のパートのアレンジが合ってないなどの違和感や疑問を感じることがあるかと思います。
そんなときは、主観でものを言うのではなく客観的に考えて合っているのか?で意見を出せるといいかもしれません。いい演奏に仕上げたいという思いの元で相手に伝えられれば、ケンカに発展することはあまりないでしょう。
バンド活動を長く円満に続けよう
バンド活動は、想像しているよりも人間関係が深く絡みます。長く円満にバンド活動を続けたいと考えている方は、今回ご紹介した内容を参考にしていただければ幸いです。
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